以前、モデリングは3次元でのトレース作業だということを紹介しました。トレース作業といっても、平面のように点でなぞるわけにはいきません。元になる図形を追加して、形をあわせていく作業になります。レーダードーム部分はUV球、鉄骨部分は立方体を追加して、画像に重なるようにピッタリ形を合わせました。ドーム部分は大きさを合わせて下部を切り取って着色するだけですが、鉄塔部分は長方形の大きさを合わせてから、鉄骨のある位置に刻みを入れて抜いて作ります。 4年近く、毎日モデリングを続けてきたおかげで、試行錯誤をしなくてもサクッと適切なメッシュを追加して加工できるようになりました。それにしてもBlenderってすごいソフトだと思います。直感的に操作できるし、基本操作についてのショートカットを覚えれば、ものすごく効率的に操作できます。分からないことがあればユーチューブで検索すれば、大概のことは分かります。学生時代に(9801を使っていました)CADでマニュアルとにらめっこしながら図面を引いていた頃のことが嘘のようです。あの頃だったら、このモデルを作るのに2周間はかかっていたでしょう。今なら2時間です。そのうちに、AIでモデルが生成できるようになるのかもしれませんね。
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