


アップデートされたワールドジャパンでは、シーナリーの元となった地図そのものが変更されています。古い地図では、斜めの角度からの衛星画像や航空写真を元にした地図が使われ、空港によっては複数の画像が合成されて地図になっていました。そのため、滑走路や誘導路がグニャグニャに曲がっていたりしたのですが、アップデーされた地図では、ほぽグーグルアースの衛星写真と同程度の精度の地図となっています。 地図が正確になったのはいいのですが、アップデートされる前の地図を元にしたシーナリーは、歪んだ地図を元に作成されているため、アップデート後には使えなくなってしまうのが多いのです。具体的には、滑走路や誘導路がズレて二重に表示されていたり、建物の位置が違っていたりします。建物は、位置を少しだけ修正すれば何とかなりますが、滑走路やエプロンは作り直さなければどうしようもありません。 昨日は1日がかりで岩手花巻空港の滑走路と誘導路のペイントのプロジェクトメッシュを作り直しました。プロジェクトメッシュの作成は「苦手苦手」と言ってきましたが、少し作り慣れてきました。といっても、画面を睨みながら、ドット単位で地表のペイントをナゾっていく長時間の作業なので、クタクタになり、目はショボショボです。 アップデート以前は大きなプロジェクトメッシュだと、デフォルトとのズレが大きくなるので、複数に分割して作ってズレを目立たなくする必要があったのですが、アップデート後は、グーグルアースを下敷きに滑走路とエプロンを一枚で作ってもほとんどズレが出なくなりました。アップデート以前は、デフォルトの滑走路やエプロンとのズレを見えなくするために、芝生で塗り込める必要があったのですが、アップデート後はデフォルトの立体感がある地表をそのまま活用できる点はいいですね。 修正作業は、要望をいただいた順に(需要がある順に)行っています。一般空港→自衛隊基地の順に行う予定です。修正を希望する空港があれば、遠慮なくコメントでお知らせください。暗礁に乗り上げている名古屋空港は、岩手花巻空港の修正が終わった後に、もう一度チャレンジする予定です。
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