お久しぶりです。吉田依世です。

ここ2ヶ月ほど、表に出た活動といった形が取れませんでした。

もちろんそれは私の体調面でもあるのですが、

もう1つ1番大切な家族がこの度亡くなったことをご報告させて頂きます。

少し前にTwitterで愛犬が心臓病になり手術をするという内容のツイートをさせて頂きました。

愛犬は9月の半ば過ぎに咳をしていたので病院に連れていくと、検査の結果で僧帽弁閉鎖不全症という心臓病である事が発覚しました。

9歳の男の子でした。

うちには元々三匹の愛犬が居ましたが、2匹が立て続けに突然具合が悪くなり原因不明として亡くなっていました。

残されていたのが、この心臓病を抱えた男の子で、家族共々検査結果を聞いた時は言葉になりませんでした。

僧帽弁閉鎖不全症は心臓の弁が上手く動作せずに血が逆流し、病状が進行すれば肺水腫や心不全を引き起こす病気です。

どうにかしてこの子を救いたいと思い、色々と調べていると

・投薬では症状を抑えるだけで治せない

・治すには手術が必要

・病状が進行すれば余命は1年もない

という状態でした。

手術をすれば寿命まで全うできるという犬の僧帽弁閉鎖不全症本を読み、家族に私が手術を提案し、考えた結果手術を行って頂くことになりました。

ですが手術費用は検査費なども含めると250万弱はかかります。

かなり高額な為、資金の話もどうするか話し合い、クラウドファンディングを立てる方向で動き出しました。

クラウドファンディングで支援金を募りながら手術まで準備を進めていこうという事で、手術には前金が必要な為、銀行で資金を調達し病院に手術費用として振り込み、手術当日を迎えました。

朝大好きな愛犬に「頑張ってね、帰ってくるの待ってるからね」と頭を撫でて見送り、家族の付き添いのもと病院へと向かいました。

(私は外出出来ないため自宅で待機でした)

そして手術の時間となり、愛犬を見送り手術が終わるのを待ちました。

結論から言うと手術自体は成功です。

ですが手術が終わり、輸血をしていた為血液がドロドロにならないようにする薬を投薬したところ、突然アレルギー反応を起こし、急激な血圧低下で心肺停止。

瞳孔も開いた状態になり、先生に心肺蘇生を行って頂きました。

懸命な蘇生で息は吹き返し瞳孔も戻ったものの、20分間心肺停止状態だった為に意識は戻らずICUに入りました。

家族が先生から説明を受け、なんとか山場は乗り切ったとお話を受けて1度は帰宅しましたが、夜中に病院から電話があり、心臓が弱まっていますと。

家族が急いで車で病院に向かいましたが、向かってる最中に再度連絡があり、亡くなりましたとご報告を受けました。

死因は投薬による薬へのアレルギー反応、アナフィラキシーショックのようなものだということです。

頭が真っ白でした。

朝は元気な姿を見ていたのに、必ず戻ってくると信じていたのに…。

愛犬の亡骸を家族が連れて帰ってきてからは、家族全員で泣きました。

私は手術を提案したこともあり、家族にも愛犬にも罪悪感と後悔が凄く、そこからは毎日泣きながら愛犬の遺体に謝っていました。

遺体には痛々しい手術の跡と、手術後すぐに心臓マッサージをしたせいか傷口から大量に出血。

もう見ることさえ怖くて、暫くは愛犬の安らかな顔だけを見ていた気がします。

手術をしなければもしかしたら投薬だけでも病状は進行せずに生き延びれたかもしれないと思うと後悔しかありませんでした。

代われるなら代わってあげたかった。

この記事を制作しながらも思い出しては涙が止まらないです。

ただ火葬も無事に終わり、お世話になった病院などから献花も頂き、今は家族みんなで愛犬がまた帰って来てくれる事を願っています。

そんな状態で今月は通常の精神状態でいられず、朝目が覚めては涙し、時には声を出しながら泣き叫び、夜もしっかり眠れず、情緒不安定すぎて家族以外と話す事さえ出来ずといった日々でした。

ですが愛犬がくれた9年間の幸せを無駄にはしたくないので、しっかりと感謝して前を向いていかなければと言い聞かせています。

クラウドファンディングは愛犬が亡くなった為にプロジェクトを立ち上げることが出来ず、多額の債務を負うことになりました。

ですがまた生まれ変わった愛犬に、いつでも戻ってきてもらえるようにお仕事も頑張って返していきたいと思います。

また笑顔で会えるように、作家としても一人の人間としても成長した姿を見てもらえるよう、少しずつ歩いていこうと思っています。

ただまだ悲しみが拭えたわけではないので、というか拭える日は来ないのかもしれませんね。

少し不安定な日もありますが、また明るいツイートをできるように、皆様に作品を見て頂けるように時間をかけながら頑張りますので、どうか温かく見守って頂けますと幸いです。

ここまでの長文をお読み頂き本当にありがとうございました。

吉田依世

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