熊野の山奥で「笑」の字に出会う旅

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和歌山県の山深く、熊野本宮大社へお参りに行ってきました。 この場所は、さらに奥へ進むと奈良県の十津川村へと続く、自然豊かな立地にあります。 かつては川の中州にありましたが、明治22年(約130年前)の大水害を機に、現在の高台へと遷座されました。 長い階段を上り、木々に囲まれた社殿の前に立つと、自然への畏敬の念と、困難を乗り越えて祈りを守り続けてきた人々の想いが伝わってくるようです。 境内には、熊野の神様の使いである八咫烏(やたがらす)にちなんだ、珍しい黒い郵便ポストがあります。黒一色の無骨ながらも神聖な佇まいは、ここならではの景色でした。 今回は写真に残せなかったのですが、100円のくじを引いてみたところ、結果は「吉」。 決して派手な結果ではありませんが、今の自分には身の丈に合った、心地よい言葉をいただけた気がします。 そして、境内に掲げられていた2026年の漢字は「笑」でした。 国内外を見渡せば、解決すべき課題や不安な情勢もまだまだあります。 けれど、そんな時代だからこそ、眉間に皺を寄せるのではなく「笑う」こと。 読み手である皆さんや私自身が、日常の中で小さな「笑い」を見つけ、明るい気持ちで過ごすことが、巡り巡って良い世の中を作っていくのかもしれません。 そんなふうに前向きな気持ちになれる一文字でした。 参拝の締めくくりには、沿道の出店で一枚200円のたい焼きをいただきました。 素朴な甘さと温かさが、冬の空気に冷えた体に染み渡り、とても美味しかったです。 心も体も温まる、良いお参りでした。

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    着物で旅するばおしん

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