B'zの思い出はサトウくんとの思い出。

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皆様、WBCはお楽しみになっておいででしょうか。 もちろん私はお楽しみになっておいでです。 今朝も日本対チェコの試合を再放送ラジオで聞いておりました。 本大会のテーマ曲として、岩崎良美さんによる名曲「タッチ」を 稲葉浩志さんがカバーしてお歌いになっていらっしゃいますが こんなふうにB'zが世間を賑わしてくださるたび、 いつも思い出す高校時代のクラスメイトがおりまして。 それが今回の主人公ことサトウくん(仮名)です。 学年では常にトップクラスの成績を誇り、足も速くて 高校三年間遅刻欠席なしの皆勤を果たした完璧超人なのですが あろうことか国語の成績『だけは』かろうじてマシだった 当時のもりなかちひろから勝手にライバル扱いされるという、 今考えれば本当に悲しい宿命を背負ってしまった子でした。 彼との闘いでは、回答用紙のたった一本の横線すら命取り。 漢字問題で減点扱いされ、わずか1点差で及ばなかったときには もう悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて。 以降、中学のころは全く行っていなかった テスト前の事前学習を緻密に計画立てて必ず行う習性がつき 今度こそはサトウくんに負けてなるものかと ひたすら国語だけに焦点をおいて猛勉強したものです。 よい子のみんなは必ず国語以外の事前学習もやりましょうね! 引き分けでは意味がない。今度こそは必ず国語でサトウくんに勝つ。 そう心に誓い続けた高校三年の春!初めて!勝つことができました! 授業が終わった後、普段口数の少ないサトウくんが 苦笑いしながら私の席へ来てくれたばかりか 結構自信はあったけれども、今回ばかりは及ばなかったよ… とわざわざ声をかけてくれました。 「いやあ、私もたまたま。サトウくんがいつもすごいからだよ」 とトーンの低い格好つけ声で返した直後、彼のカバンに 当時発売されたばかりだったB'zのベストアルバムを見つけまして。 「サトウくん、それB'zの新作だよね。好きなの?」と聞いた直後。 普段口数の少ないサトウくんから出るわ出るわB'zラブトーク。 クラスメイトたちも立ち止まってその一部始終を眺めておりました… 帰り道なぜか大量のシングルを貸してもらう流れになったのですが テストでサトウくんに勝った喜びは場外へアーチを描いて飛んでいき 『普段あんなに無口な彼をあんなに熱くするB'zって、すごいな…』 そんな不思議な気持ちと一緒に下校したのでした。 あ、もちろん借りたCDは大事に聴いて後日きちんと返しましたよ。 卒業して十数年。もうサトウくんは私が同じクラスにいたことも忘れ 素敵な方と幸せに暮らしているのでしょうね。 だけど私にとっては、その後も、卒業するまで続いた 血で血を洗う(と私は思っていた)国語テスト合戦同様、 B'zの名を聞くたびに思い出す、忘れられない思い出です。

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    もりなかちひろ

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