親愛なる友だちへ、ひねもです。

#衝撃的すぎてジャケ買いしたアルバム　と言うハッシュタグが流行っているのを見た。

“ジャケ(ジャケット)買い”を知らない方に説明すると

「レコード、CD、VHS、LD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること(Wikipediaより)」

である。

僕も何度もした事がある。

だけどそこに”衝撃的すぎて”というフレーズが入るとかなり難しい。

そうして買ったCDなりレコードなりをはたして持っているだろうかと昨日からずっと考えている。

“衝撃的なジャケット”ってだけならたくさんある。

ニルヴァーナのネバーマインドとか。

でもオルタナティブロックの凄いアルバムだって前情報があって買っている。

あとはイングウェイのFIRE&ICEも凄いインパクトだった。

だけど速弾きのスーパーギタリストのアルバムだって事前に知ってて買った。

他だと持ってないけどヴァン・ヘイレンのバランスのオリジナルの方もビックリした。

(僕は変更された日本版しか持っていない)

キング・クリムゾンのクリムゾン宮殿とかも衝撃的だけどこれがプログレの名盤だって知ってて買ったしなあ。。

AC/DCのギター殺人事件もどんなバンドなのかは知ってたし。

エアロスミスの来日記念盤もデザインが凄いけど、知識ありまくりで買ってる。

レーナード・スキナードのStreet Survivorsとかチェイスのギリシャの神々も記憶に残るけど衝撃的まではいかないような。

前情報や予備知識一切無しでジャケットが“衝撃的”だからという理由だけで購入した音源となると難しい。

カッコいいとか何かピンとくるとかそういうジャケ買いの記憶はいくつかあるのだけど。

例えばロンドンのライブハウス”ホープ&アンカー”のライブ盤とか。

ジャケットと並んでるバンド名の雰囲気でコレは絶対カッコいいって思ってジャケ買いした。

ちなみにこのアルバムには当時のR&Bいわゆるパブロックの有名〜ローカルまでイケイケなバンドのライブが多数収録されていてめちゃくちゃカッコいいです。

あとはスウェーデンのポップパンクのThe Manikinsの1st2ndが一緒になったCDはお揃いのボーダーシャツや写ってる楽器からして絶対好きなやつだと思ってジャケ買い。

スイスのガレージバンドBAD MOJOSも雰囲気とバンド名からしてカッコいいだろうなってジャケ買い。

だけど、どちらも”衝撃的なジャケット”では無くカッコいいジャケットだ。

難しい。

ソニンのカレーライスの女とか浜崎あゆみのLOVEppearsは当時子どもだったので見た時に衝撃的だったけど買ってはないもんなあ。

レコード屋さんでジャケットを見て気になって試聴して購入した事は何度もあるけど、それはジャケ買いではないだろうし。

アークティック・モンキーズの1stのジャケがバンドのメンバーじゃないって知った時は衝撃だった。

だけど購入した後に知ってるからこれは驚きの種類が違う。

あとは“ダウン・アンド・アウト・ブルース/サニー・ボーイ・ウィリアムスン”は初めて見たときかなりインパクトあったけど、有名なブルースマンだって予備知識はあって購入した。

これも驚きの種類が違うが“側車/ぎんぎん”はジャケットからしてブラック・サバスのようなハードロックをイメージしていたので針を落とすとアコースティックの渋いブルースが流れ出してものすごく驚いた。

自分は“衝撃的すぎてジャケ買い”をしたことないのかもしれない…。

...と思ってたが該当しそうなのを1枚だけ見つけれた。

“Teen-Age Riot! 50,000,000 Delinquents Can't Be Wrong!!!”

というオムニバスレコード。

ジャケットのインパクトが凄すぎて、バンドも曲もわからなかったがこれは所有したいと思って購入した。

真っ黄色でタイトルは燃えていて凄いデザイン。

人物はなぜか白黒なのも良いしポーズも持ってる武器も完璧。

下の巨大な数字もたまらない。

全てが最高！

ちなみに中身はというとローカルなロカビリーバンドがたくさん入っていてロックンロールでかっこよかった。

これが唯一の衝撃からのジャケ買いアルバム。

あと定義からはズレてしまうが紹介したいのがコチラ。

“夢供養/さだまさし”

僕は見た瞬間にえ〜！と思って購入した。

でも驚いた部分がたくさんの人に伝わるかはわからない。

理由はこの雰囲気で撮影するなら絶対にハードケースであるべきだと思うのです。

最新のストーンズのアー写(宣材写真)もハードケース。

もしこれがリュックサック型ソフトケースだったらかなり雰囲気が違うと思う。

ソフトで背負えるタイプのケースは普通の感覚では選ばないと思うんですよね。

これは自分がバンドマンだから違和感を覚えるのかもしれないけど。。僕だったらやらないなあ...と。

ソフトケースを持つなら中身のアコースティックギターを肩からかけて持ってた方がよっぽど自然でカッコイイ気がするのです。

それか小道具は無しでさだまさしさん単体だけでカッコイイと思うのです。

ジャケット全体の色味を統一させるためにやってる可能性はあるが優先順位そっちなの？と思うし。

コミカルさを狙いにいってる表情でもないし。

すごく不思議。

もしお会いする機会があったら質問してみたい。

ちなみにアルバム自体は流石の内容。“パンプキン・パイとシナモン・ティー“とか”立ち止まった素描画“とか最高です。

気になってさだまさしさんの他作品も見ると独特の美学がありそうだった。

僕にはわからない何かがあるのだろう。

以上、テーマは“ジャケ買い”でした。

ブラザーズ＆シスターズ、皆さんの衝撃的すぎてジャケ買いしたアルバムがあれば教えてください。

**************

よければOFUSEのフォローをお願いします。

こういったコラムを週1回程度を配信しています。

OFUSE

https://ofuse.me/allrightrecords

●OFUSEでの支援(投げ銭)について●

2022年3月から支援して頂いた金額の内5%を日本ユニセフウクライナ緊急募金へ寄付する取り組みを行っています。

市井の人々の安心と安全を心より願っています。