横浜駅東口からすぐ。ここは、そごう横浜店の屋上だ。
1985年(昭和60年)のオープン当時から、この屋上は「太陽の広場」と呼ばれる憩いの場として解放されている。
10階建てのデパートの屋上だけに、そこからの眺望はかなりのものだ。
この写真を撮影したのは2023年11月の始め頃。
天気に恵まれ、秋の澄んだ青空が広がる一日だった。
高度経済成長期。この地域は、深刻な大気汚染が問題になっていた。
当時の写真を見ればわかるが、淀んだ空気が空を覆い、空の青はまるで曇空のように見通しが悪くなっていた。
それがどうだろう?今ではこんなにも青い。
都会のど真ん中でありながら、これだけの澄んだ空が見られるのだからすごいものだ。
日本の環境技術がいかに進んでいるのかを裏付けるのが、この空と言えよう。
そんな良い眺めの屋上から、横浜駅の方向を見るとこの景色が広がる。
ひときわ目立つ超高層ビルは、建設中の「ザ・横浜フロントタワー」というタワマンだ。
2024年4月頃に入居を開始する予定の、横浜駅前の新たな摩天楼だ。
そしてその下に、まるで川の流れように大地を這う道路が見える。
これは首都高速の「神奈川1号横羽線」と「神奈川2号三ツ沢線」とが混ざりあう道路だ。
昭和の時代の未来予想図に出て来た「近代都市の交通」というイラストの世界にそっくりな景色だ。
「近代都市が発達し、大きな事務所やデパートが立ち並ぶようになると、
その建物の一つ一つが小さな町ぐらいの人口を入れるようになり、
都市の交通は激しくなります。
自動車道路の交差点は全て立体交差になって、ゴー・ストップの必要は
なくなります。
これは、もうすぐ実現されると思われる近代都市の様子です」
当時の人々が思い描いた景色がそこにはあった。
感慨深いではないか。
それを眺める俺たちは、次はどんな景色を思い描こうか?
今は当時では想像できないほどの混迷とする世界ではあるが、きっと希望はあるはずだ。
この写真はより高精細なものを俺のPIXTAに投稿している。
ぜひDLしてほしい。
また、別の方向から横浜駅の周辺を撮影した写真もあるので、ぜひそちらも見てくれ。
<横浜駅周辺の写真:URL>
https://pixta.jp/photo/108708805
https://www.photo-ac.com/main/detail/28273364
<マーベリックのPIXTA、photoAC、AdobeStockのページ>
https://creator.pixta.jp/@MaverickXXX
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