深い瞑想を行っている時には、雑念を払って心を無にすることに集中します。それでは、普段の生活で雑念を滅すると何が残るのでしょうか?
さすがに心を空にして生活することはできませんので、考えて行動している意識は残ります。瞑想をしている時に心を無にしようと集中していた自分です。雑念を少しずつ消して行って最後に残った一番深い所にあった意識です。
この意識は澄んでいて不要な先入観に汚染されていません。雑念から生じる感情がないので、感情が空回りすることがありません。落ち着いて冷静な目で周囲を全方位的に見ることができます。心がスーッと静まって冷静になり、現実に集中することができるのです。
不安や悲しみ・焦りは、それが強いほどに不安や悲しみ・焦りを掻き立てて心の余裕を奪います。自動思考を止めると、感情が空回りしなくなります。心のソースの大半を奪っていた無駄な感情の働きが無くなるため、心の大部分を分析と判断に向けることができるようになります。
普段の生活の中で雑念を消せるようになった貴方は、すでに瞑想が深い段階に到達し、欲望から来る雑念を払えるようになっているはずです。目先の利益に流されることがなくなり、判断を誤らせ心の疲労を生んでいた感情の空回りからも自由になり、貴方は波風の立たない穏やかな心と冷静な判断力を身に着けています。
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