　こんにちは。E-Novel Studioです。

　本日を以って、当スタジオは設立2周年を迎えました。

　この2年間、目ぼしいコンテンツや成果などは発信できませんでしたが、継続は力なりということで、これからも地道に活動を続けていこうと思っています。

　しかしこれからも活動を続けるにあたって、現在の体制では少し問題があるなと私は考えています。

　まずはE-Novel Studioの目的・理念を振り返って見ましょう。

E-Novel Studioの活動目的

①web上でしかできない文章表現『E-Binding』を用いた『E-Novel』の制作をすること。

②『E-Novel』制作に必要な技術・知識を研究し、広く公開していくこと。

③『E-Novel』を通じて、傾きつつある出版業界に貢献すること。

　この三つが、当初からE-Novel Studioの掲げる活動目的であり、これは今も変わっていません。

　ただ、これらの活動目的に比べて、実際の活動内容はかなり迂遠でした。

　この2年間、当スタジオは概ね②番の内容に取り組んで来ましたが、ほとんどどれもE-Novelには直接関係の薄そうな事ばかりだったのです。美少女研究とか、フレームワークの制作・解説とか。

　当スタジオにとって、これらは小説制作に必要なことであり、活動趣旨からは外れていないつもりです。しかし外野の人々からすると、目的と活動が乖離しているように見えるでしょう。

　目的から期待されるのは『E-Novel』の公開や制作過程、『E-Binding』の技法研究とかだと思うのです。しかしそれらはほとんどありませんでした。

　原因は、そもそも私にE-Novelを制作するだけの基礎的な実力が足りていなかったことです。だから人々が期待するよりもずっと前の段階辺りで活動することになり、目的と活動が乖離することになったのです。

　はっきり言って、E-Novel Studioを立ち上げたの時期尚早でした。本当はもっと、しっかりE-Novelを制作できる段階になって立ち上げるべきだったのです。

　なので、E-Novel Studioの看板は一旦降ろすことに決めました。

　その代わりとして新スタジオ──【STUDIO STRu】を設立することにします。

STUDIO STRuとは？

　STUDIO STRuは、思考のインフラストラクチャーを整備するためのコンテンツ制作スタジオです。スタジオストラと読みます。

　これまでE-Novel Studioが発信して来た内容にフレームワークの解説がありましたが、その方面にコンテンツ内容を特化させたスタジオです。

　STUDIO STRuの設立理由としては以下の三つがあります。

①目的と活動の乖離を解消し、スタジオコンセプトと直結させる。

②STUDIO STRuの活動中に実力を養い、E-Novelの制作体制を整える。

③STUDIO STRuで知名度を獲得し、E-Novel普及の足がかりとする。

　まずは①『目的と活動の乖離を解消し、スタジオコンセプトと直結させる』について。

　やはり、スタジオのコンセプトに惹かれて発信を見に来てくださった人の期待に応えることはとても大切なことです。

　同じ内容のフレームワークを発信するにしても、E-Novel Studioで発信するより、STUDIO STRuで発信した方がユーザーも受け入れやすいでしょう。

　期待に応えればそれは信頼や応援に繋がり、良い結果を得られるはずです。

　次は②『STUDIO STRuの活動中に実力を養い、E-Novelの制作体制を整える』について。

　一度看板は降ろしますが、E-Novelの制作活動を辞めるわけではありません。

　むしろその逆。E-Novelの制作活動を続けたいからこそ、STUDIO STRuを設立するのです。

　E-Novel Studioには地力も経験も実績も資金もありません。もちろん、然るべき活動と努力を重ねればE-Novel Studioのままでそれらを築くことは可能でしょうが、①の事情もあるので、心機一転STUDIO STRuで実力の基盤を作り上げることにしました。

　STUDIO STRuでたくさんのコンテンツを制作し、たくさんの経験と実力を培った上で、いずれまたE-Novel Studioを再建するのです。

　最後に③『STUDIO STRuで知名度を獲得し、E-Novel普及の足がかりとする』について。

　実は私個人としては、自分の作品を多くの人に読んでもらいたいという欲求は薄いです。

　正直なところ、十数人くらいに読んで貰えれば満足であり、メジャーを志す気持ちはほとんどありません。

　しかし、E-Novelの普及となれば話は別です。物事の流行りや普及には発信者の知名度と実績が極めて重要であり、世の中に意見を訴えたいならまずは有名になる必要があります。

　ぶっちゃけた話、私の制作する小説はそこまで万人受けする内容では無いと思います。仮に私が理想とするE-Novelを完成させて世の中に公表出来たとしても、そこまで跳ねない可能性は大いにあるのです。そもそも小説自体が他のエンタメに比べ話題になりにくい側面を持ちますし。

　なので、世間への知名度を確保する広告塔としてSTUDIO STRuを成長させられれば、将来的にE-Novel Studioを復活させる際の大きな力になると考えました。

　E-Novel Studioは、私個人のマイナー志向に影響されてあえて目立たない感じの発信をしていました。自分を大げさに喧伝したくないという、クリエイター個人の気持ちが反映されてしまっていたのです。

　その点STUDIO STRuでは、個人的な想いの詰まった「小説」から切り離される分、ビジネスライクに割り切ってメジャー志向で活動できる気がします。

これからの活動方針

　さて、STUDIO STRuを設立すると言いましたが、年始にも述べた通り、本年は準備期間に徹します。

　OFUSEに既にSTUDIO STRuのページを公開していますが、本格稼働させるのは来年からにする予定です。それまでの間はコンテンツを作り溜めて、メジャー志向の発信戦略に備えたいと思います。

　現在のE-Novel Studioは一旦、STUDIO STRuの下位部署として『E-STRu Desk』に改称し、これまでのような定期的な活動報告と、E-Novel関連その他コンテンツ発信を行う予定です。

　つまり、こっちの方はあまり変わらない感じですね。

　しばらくはE-STRu Deskを叩き台にして様々なコンテンツを試作し、その中の上澄みをブラッシュアップしてSTUDIO STRuに輸出する形式を取ろうかと思います。

　それでは最後に、STUDIO STRuの命名由来について書き記しておきましょう。

　英語には『STR』から始まる単語がたくさんあります。

　道を意味する『Street』。

　力を意味する『String』。

　真っ直ぐを意味する『Straight』。

　構造を意味する『Structure』。

　これらの英単語から分かるように、『STR』は根幹的な物を表す字列です。

　そしてそれは、思考の基盤、考え方のインフラであるフレームワークと親和性の高い言葉だと言えるでしょう。

　私はフレームワークを考え、それを人に伝えるのが大好きです。新スタジオでもオリジナルのフレームワークを中心に活動したいと考えていました。

　そんなわけで、スタジオ名に『STR』を採用。

　しかし、単に『STR/エスティーアール』だと読みにくいし他とも被るため、Structureから小文字の『u』を拝借し【STUDIO STRu / スタジオストラ】と致しました。

　紆余曲折の多い当スタジオですが、これからもしぶとく活動して所存です。

　良ければそっと見守って頂けたら幸いです。

　今回は以上です。次回は2024/8/2(金)23:00に何かしら更新する予定です。それでは。

【2周年】新スタジオ『STUDIO STRu』設立のお知らせ

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