旧国際線ターミナルの滑走路側の仕上げ作業に入っています。 建物だけだとあまりリアルな景色になりません。窓や出入り口などを作りながら建物の近くの付属物なども作って再現します。通路に置かれたベンチや自販機、構内禁煙の看板など、一つひとつ作りながら配置していきます。 自販機は、箱を作って写真を貼り付ければいいのですが、ベンチなどはそうもいきません。一つの建物を完成させるのに、何十ものモデリングが必要になるのです。グーグルのストリートビューを何十枚も読み込んで、同じ角度から見て同じ景色になるように再現していきます。滑走路側の面については、何とか本日中に仕上げたいと思っています。 ところで、先日ここであげた「気象庁の震央分布のページを見れば、大きな地震の危険性を誰でも予測できる」というコメントに、「風説の流布をすべきではない」という非難のメッセージを頂きました。その方に東日本大震災の時や能登半島地震の時の前震の状況を説明し、予知とはいわなくても危険性の把握ができることを納得いただきました(非難だけして、こちらの言い分を全く聞いていただけない方のほうが多いのでホッとしました)。同人の同意も得られたので、ここに取り上げます。 風説の流布は確かによくないと思いますが、政府やマスコミが出している情報だけに頼るのも問題です。情報は偏りますし遅れます。時には隠蔽されたりもします。自分で調べて確認して情報を持つことが、今の社会を行きていくための「強さ」になると思います。大事なのは、情報の真偽の見極めなのです。「情報を出すな、情報から目を背けよ」というのは間違っています。 私は、東日本大震災の後、自分と家族を守るために、地震について一生懸命調べ、自分にできる最大限のことを実行しています。現在では、大抵の情報はインターネットで手に入れることができます。国立図書館に行かなくても情報をたどっていけば、重要な論文の概要位は手に入れられます 政府や報道機関だけを信頼するのは馬鹿げています。大地震が眼の前に迫った時に「大地震が起きるからいますぐ安全な所に逃げろ」という発表を直ちにできるでしょうか?パニックになるのを防ぐための考慮が働き、慎重になり遅れるのは自明です。確かな情報を少しでも早く手に入れて、自分と家族の身は自分で守るようにしましよう。 日向灘の地震の余震の方は相変わらず続いていますが、震央の範囲は9日から広がっておらず、余震の規模も小さくなっています。ひとまず安心といったところでしょうか。このまま余震が収まって、大きな地震に繋がらないことを祈っています。
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