メッシュをけちった作り方にもずいぶん慣れてきました。いままで作ってきたモデルに比べると数分の1で作れるようになったと思います。コツというほどでもないですが、最初の段階で、どう作るかをよく吟味して、最低限の面で形成できるように設計するということにつきます。後から調整のために新たな刻みを入れたりすると、ゴチャゴチャしてしまい構造が複雑になってしまいます。ずいぶんすっきり作れるようになったと思います。まだ統合できる面があるのですが、数個減らす位では効果もないので、今後調整等を行う時のために最低限は残すようにしています。 コロナ後遺症と共闘するためにネットで連絡を取り合っていた方が亡くなったという連絡を受けました。睡眠薬を飲んでの服毒自殺だったそうです。今でも酸素吸入が必要な状態を抜け出せず、寝たきりの状態が続き、鬱にも罹患されていました。職場での集団感染だったのに、仕事を失い、社会復帰への望みも持てず、「家族の負担になるだけの存在になってしまった」と思い悩んでいました。私が効果を得られた薬も、あまり効果を得られなかったとのことです。コロナ後遺症で苦しんでいる者に社会は厳しすぎます。経済的にも精神的にも何の救済策も準備されていません。 私が寝たきりの中でも希望を失わず、自分にできることがあると自信を持って生きてこられたことに感謝いたします。シーナリー製作がなければ、やれることもなくベットに縛り付けられた生活の中で希望をすり減らしていたことだと思います。そして、精神的に不安定になった時期があったにも関わらず、私を支え・励ましてくださった皆様に心から感謝いたします。何だか涙が止まりません。罹患する前にたまたまシーナリー製作を始めていなければ、彼の絶望は私の絶望でもありました。彼の御冥福を心から祈ります。
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