今日は、学生隊舎を作りました。見た感じ、結構新しそうな隊舎ですね。他の建物が、いかにも古そうだったので、少し安心しました。隊員の方が快適な生活ができていればいいな。 そういえば、一時期、公務員宿舎が家賃が安すぎるとして週刊誌で叩かれたのを覚えていますか?週刊誌の執拗な攻撃と、野党議員の熱心な活動のおかげで、国家公務員宿舎は大幅に減らされ、宿舎費も大幅に値上げされました。 身内に自衛隊員がいますが、宿舎に入らない隊員の方が多くなったため、緊急の時の招集に時間がかかっていると聞いています。家族がバラバラになったため、海外派遣や事故などの時も家族で支え合うこともできなくなったとか。 私も全国転勤の国家公務員でしたが、新築の国家公務員宿舎などほとんどありません。大抵のところが、築30年、40年のボロボロ、我慢して入っていたというのが本当のところです。 件の報道の後、国家公務員宿舎の棟数が大幅に減らされたため、転勤のたびに借家を探す羽目になりました。国家公務員の異動内示なんて、3月中旬に出されるのですよ。それから遠方の新赴任地で探すのがどんなに大変なことか。住居が見つからなくて何週間も家族でホテル生活をしたこともあります(ホテル代など1周間分しか出ません)。住居の問題で、家族持ちは単身赴任が当たり前になりました。その上、国家公務員の大半が民間の住宅に住むようになって家賃補助を受けるようになったため、財政も大変圧迫されたと聞いています。 駐車場の上に作られ、休日楽しんでいたテニスコートも撤去され、研修施設などもほとんどが民間に売り払われました。職場は鬱病が蔓延し、国家公務員はすっかり不人気な職業になりました。せっかく採用され育てた若い人も、転勤時期の度に櫛の歯が欠ように辞めていってしまいます。今の待遇では、国家公務員になるための地味な勉強を楽しい学生生活の中でやることなどお勧めしません。後輩に進められる仕事ではなくなっちゃいましたね。 本当に、マスコミとか野党の方には、しっかり調べて、何が国益なのかを見極めてから活動して欲しいと思います。今日は愚痴ばかりでこめんなさい。
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