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にらろーる@人外創作BL小説(R18)・漫画

2025/01/11 11:27

悪魔系『超絶人気アイドルはガチ悪魔で、困った事に酔っぱらったままベッドに入って来たのですが!?』

カテゴリー:
R18創作BL小説全体公開悪魔
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大人気アイドル(実は悪魔)×平凡サラリーマン





※美形×平凡。





冴えないサラリーマンはきらびやかな世界に住むスーパーアイドルを羨ましがりながらしょうもない日々を送っていた。

所がある日の夜、鍵を掛けたはずの玄関が開き、何者かが部屋に侵入して来てベッドにまで入って来た!?



冴えないサラリーマンに何故かムラムラし始めた酔っぱらいアイドルは性欲の赴くままに男をぺろりしちゃう話。













《はいっ!今日も俺達【バッドビー★ボーイズ】の番組がはっじまーるよー★》



《え?何、センリは歌のお兄さんでも目指してるの?》



《いや、たまには爽やかなのも良いかなって》



《俺達ワイルド路線でやってなかった?》



《最初のコンセプトの話じゃん!何年やってると思ってんだよ!》



《…さ、今日も始まりました【バッドビー★ラッシュ】、今日のゲストは…》



《無視しないで!?》





超人気アイドルの番組を見ながら安いビールを飲んでいる。

【バッドビー★ボーイズ】は今をときめく男性アイドルグループだ。

メンバーはセンリ・コトハ・シズル・アマノの四人組。





「はぁ、コイツら面白いからつい見ちゃうけどほんっとイケメンだよなぁ…」





ネットでは特にセンリが一番人気らしい。

普段は明るいキャラに甘いマスク、声まで甘いと来たもんだ。

ドラマでは明るいキャラからしっとり系、ワイルド、クールなど色々な役をこなせる名俳優。

特に濡れ場なんて隣に住む女性の悲鳴が聞こえた程に色気が滲み出ていた。

お相手の女優はそれからずっとセンリに惚れていて他の男に目が行っていないとかなんとか…。

顔がとにかくイケメンすぎるし体も理想的な細マッチョぶり。

そりゃあ人気だわと納得してしまう。





《センリ、決めてくれ!》



《おっしゃあ任せろ!!》



《《ウワァアアアアア!!!》》



「おー、やっぱ最後はセンリかぁ」





決める時にしっかり決める所もまた格好良い。

スポーツも出来るので良くあちこちの番組に呼ばれている。

毎日テレビで見ない日は無いスーパーアイドル・センリ。





「一度センリになってみたいって言うのは男の夢だよなぁ…モテまくりてぇ…」





センリはそのルックスからとにかく浮き名が多い。

やれ誰それと付き合ってるとか誰それの家にお泊まりデートだとか常にそういうスキャンダルに付きまとわれている。

中には二股三股疑惑とかいう雑誌もあったな。

どれもこれも顔が完全に写ってる写真では無いせいでファンからはまた嘘写真乙と思われている。





《というわけで今日も【バッドビー★ボーイズ】の勝利!

さあ次のチャレンジャーは?君だ!》



「おおーここまで負けないとなるとヤラセ疑惑も持ち上がるわな。スポーツ系ゲームでどうヤラセすんのかは知らんけど」





テレビの向こうでキラキラ輝くアイドル達の姿を眺め、僕はまた冴えない今日を送った。











出勤時、階下に降りていくと、何やら黄色い声が聞こえて来た。





「あの人【バッドビー★ボーイズ】のセンリに似てない!?」





女子高生が指を差した先、妙に只人とはオーラが違うようなグラサン、帽子、マスク、全身黒い服の男がどこかへ歩いて行く所だった。





「嘘っ?!センリがこんな所いるわけないよ!!」



「こんな安っぽいマンション借りてる訳ないか。だって超人気じゃん、絶対高い所住んでるよ!」





悪かったな安っぽいマンション借りてて。

確かに安いよここ。

まぁ僕の借りてる下の階は陽当たり悪くて洗濯物が乾きにくいけどさ…。

その代わりに部屋が広めでちょっとした穴場なんだぞ。





「うわ、冴えないおじさんが降りてきたよ」



「行こ行こ」





……畜生。泣いてなんかないぞ。











「またミスしたのか!」



「す、すいません」



「一体何回注意すれば直るんだ?ああ?」



「き、気を付けます」



「気を付けますって前も言っただろうが!」



「クスクス…」



「またやってるよあの二人…」





はい。

朝の出来事を考えてたら仕事でミスしました。

センリにオーラが似た謎の人物について。

あれは誰だったのかと考えていたら数字を打ち間違えて怒られている現在。





「次ミスしたらクビだからな!」



「申し訳ありません!」



「絶対ミスするわよ…賭けても良いわ」



「やーね賭けにならないわよ」



「それより見た?またセンリのスキャンダルが出たって!」





僕は自分の仕事スペースに戻りながら何とはなしに彼女達の話を聞いていた。





「今度はあの有名女優とお忍びデート!二人は夕食を共にした後夜の街に消えて行きました…だってさ」



「はい、嘘乙~。だってまた顔見えてないじゃない」



「ほんとよね~。ていうかさ、とある安いマンションでセンリっぽい人見たかもってツイラインあったの知ってる?」



「え!?何それ気になる!」





おっと。これは今朝の失礼な女子高生達がツイラインしたかな?





「ほらこれ…」



「ええー!?こんな所にセンリが住んでるとか無理ぃ!私の家に来てって言っちゃう!」



「どさくさに紛れて同棲狙ってんじゃん!」



「だってぇ、センリだよ?センリには安いマンションに住ませられないって!」



「言えてる~!」





悪かったな安いマンションに住んでて!

どうせ僕みたいな冴えないおじさんは安いマンションがお似合いですよーだ。





「やだぁ冴えないおじさんが睨んでるぅ」



「セクハラで訴えるわよ」





そろそろ泣いて良いかな?











「はぁあ…今日も散々な1日だった」





僕は風呂から上がり、テレビへと向かう。

ただ唯一家にいる時だけは心が休まる。





《【スーパースポーツテレビ!】今日のゲストは【バッドビー★ボーイズ】の天真爛漫王子ことセンリさんでーす!》



《ぜーんぶのスポーツを制覇しちゃうから、全国のファンの皆見ててね~★》



「お、今日はセンリ単独で呼ばれてんのか」





ぴょんと跳ねてくるんと回るその身体能力を初っぱなから見せつけてくるスタイルは流石である。





《今日はテニス・サッカー・水泳のプロスポーツ選手達と対決して頂きます》



《どーんと来いだよ!むしろ不得意なスポーツ無いんじゃないかな?》



《今日も自信に満ち溢れていますね!》



《まぁまぁ見ててよ俺がプロに勝つ所を!》





今日もセンリの有言実行達成に注目が集まる。

センリはいつも事前に大きな事を言っては成功させてきている。

明らかな冗談以外の有言実行が破られた事は一度もないのである。





《プロスポーツ選手、如何でしょうか》



《負けるわけないね》



《いやぁ僕は正直センリさん相手って聞いてヤバいなと…オファー断ろうかと思いましたもん》



《センリさん運動神経鬼みたいじゃないですか?水泳は柔軟さが大事なのでまだこっちは可能性あると思います》





そりゃあ消極的にもなるだろう。

テニスの選手は多分たかがアイドルだとたかをくくっているみたいだけどセンリは本当に強いから負けてプライドをへし折られない事を祈る。





《それでは…テニススポーツスタート!》





最初は軽く打ち合っていたが、テニス選手がスマッシュをした瞬間、センリが動いた。

強烈なスマッシュ返しで点を取り、本気を出したテニス選手が強い玉を送るも全てセンリが軽くいなし、ストレートでセンリの勝ちとなった。





《う、嘘だ…こんなの…》





テレビだというのにガチへこみして地面に踞るテニス選手。

生放送じゃない為、すぐに映像は切り替わったが、多分この後大変だったんじゃないだろうか。





《サッカースポーツスタート!》





一対一でボールを奪い合ってシュートするゲーム。

だがやはりセンリ、初っぱなからロングシュートを決めてサッカー選手がマジかぁ~!と嘆く姿がテレビに映し出されていた。

この後の展開も惜しい所まではいくのだが、やはりセンリのワンサイドゲームとなった。





《センリ君強すぎるよ~!!》



《今日めちゃくちゃ調子良いんで!》



《サッカー界においで!うちのチームに来て!》



《ごめんね、俺アイドルなんだ》





断られて、だよねーと残念そうにしながらもサッカー選手は笑っていた。

悔しいだろうがこの選手はそれをおくびにも出さない。

今回ので好感度アップしただろうなと思う。





《最後は水泳スポーツスタート!》





水泳は選手の方が最初はリードしていた。

これが普通なのだが、センリは運動神経お化けなので後半どうなるか…。





《センリさんがどんどん距離を縮めていきます!》





…やっぱりか。

さすがはセンリ、水泳選手にも僅差で勝ち、お互いに健闘を称えて握手を交わした。





《センリさん水泳でも強いとは…総合スポーツ世界大会出たら総なめするんじゃないですか?》



《いやぁそれはまた別かなぁ》



《その言葉を聞いて少し安心してしまいました(笑)》





今日もセンリが活躍し、ツイラインがセンリ一色に染まるのを見ながら僕はテレビと電気を消してベッドに潜り込んだ。





「はー、すげぇなぁセンリ。僕もああなりたかったよ…」





冴えない僕はキラキラ眩しいアイドルを羨ましく思ってしまう。

人生ずっと日陰にいるのだ、もしセンリになったらなんて妄想するくらいは許して欲しい。



と、その時がちゃりと玄関の扉が開いた。

鍵を掛けていたはずなのにどうして…?!





『ただいまぁ』





突然とても良く知っている声が聞こえた。

…主にテレビで聞いた事がある声だ。むしろ先程聞いていたような気がする。

だが、いつもより気が抜けたようなふにゃふにゃとしているような…?





『ふわぁあ…ねむーい…』





何者かはリビングを抜け、真っ直ぐベッドに向かって来た。

僕は布団を被り込んでその何者かをどう対処しようか悩んだ。





①すぐ布団から出て撃退する。

②布団を何者かに向かって投げつけて上から押さえ付ける。

③このまま狸寝入りして相手に気付いて貰い、部屋を間違えたと戻って貰うのを待つ。





勿論僕は事なかれ主義なので③の狸寝入りを選んだ。

何者かはベッドにたどり着き、躊躇無く捲った。





『…ふわぁああ…』





━ごそごそ。





僕は何者かがそのまま布団に入って来る気配を感じて焦った。



何者かはそのまま僕の隣にしっかり入って布団の中におさまってしまった。

更に僕の方に体を寄せ、僕の体をぎゅっと抱き締めて来たっ!?





『ん、なんか今日の抱き枕あったかーい…♡』





お酒の臭いがする。

大変酔っ払っていらっしゃるこの人物はまさかとは思うけどいやいやそんなわけない…!



僕は意を決して確かめようと目を開けた。





「ひっ!!」





その何者かは赤い目をして僕を見ていた。





『いつもの抱き枕じゃなーい…君、だれぇ?』



「え、えと、あの…!」





僕は混乱した。

目の前の人物は、目の前にいるはずのないこの超人気アイドルは…!





『あれぇ?ここ、俺の家じゃないのぉ?』



「は、はい…」





超人気アイドル【バッドビー★ボーイズ】の一人であるセンリの顔はそのままなのに、明らかにおかしい部位があった。

黒い翼、黒い角、赤い目…それに、足に絡み付きさわさわ動いているロープのような何か。

ドラマの撮影?それともバラエティーの特殊衣装?

目はカラコンの暗闇で光るコンタクトなのではないかと僕は解釈した。





『ふぅん…帰るの面倒だし、泊めて』



「え!?困ります!」



『だめ?』





甘いマスクでおねだりするように小首をかしげられると困るのだが、いくらスーパーアイドルでも普通ダメだろう。

僕はふるふると首を横に振った。

にしてもセンリの目撃情報がマジだったなんて…。





『………あー、そういやコレ見られちゃったんだよねぇ…?』





コレとはコスプレ系衣装の事だろうか。

僕は怪しげな色を宿したセンリの瞳に嫌な予感がした。





『記憶改竄するか消さないと怒られるんだぁ…。ごめんね?』



「え」





額をくっ付けられ、顔が近くなる。

見れば見るほど整った美しく甘い顔に、男の俺でさえくらりと来てしまいそうだった。





『“俺の姿は人間だ”』



「んっ…!」





突然脳が熱を持ち始めた。





『“今見えている姿は人間の姿へと変換される”』



「あぁあっ…!」





目の前の景色が歪む。

今の悪魔風の格好からテレビで見たセンリの姿へと視界の映像が変わっていく…。





『…なんかさぁ、声、聞いてたらムラムラしてきたんだけどぉ?』





歪んでいた景色が戻る。

僕はくらくらする頭を押さえた。





『ね、味見して良い?ちゃんと記憶消すから♡』



「え、っわ!?」





服の中に突然手を突っ込まれ、きゅっと乳首を摘ままれて驚く。

センリの手つきは手慣れたもので、性的快感を呼び覚ます刺激に僕は変な声をあげてしまう。





「あぁんっ!♡うあ、待ってセンリッ…!」



『良い反応にその声…勃起して来ちゃった…★』





すり、と腰に当たる固いモノ。

僕はセンリが性的に興奮しているのだと知り、慌てた。





「や、センリ、だめッ…!」



『なぁに、それ。抵抗のつもり?かーわいい…♡』





押し退けようとした両手を一本の手に掴まれ、ぐいっと上に拘束されてしまった。

右手は未だ僕の乳首をこねくり回し、じんじんと甘い痺れを与えて来る。





「ふぁ、あ、やだ…センリ…っ!♡」



『ふふっ♡可愛いなぁ…反応がすげー俺好み…♡』





センリがピンッと乳首を弾く。

突然の強い快感にびくり、と背中が反ってしまう。





「っひぁあああっ!!♡♡」



『ん、甘い声…♡俺我慢出来なくなって来ちゃった…♡』





ズボンをぐいっと下げられると、僕の恥ずかしいソレが露になってしまった。

片乳首を弄くられただけで上を向いてしとどに濡れるちんこを見て僕は顔が真っ赤になってじわりと涙が浮かんだ。





「うっ…み、ないでぇ…!」



『なんで?俺の愛撫で感じて勃起してくれたんでしょ?素直な良い体じゃん』





センリは僕の勃起ちんこをぺろんと舐めた。





「んひうっ!?♡」



『ちんぽまで可愛いなんて最高。お尻はどうかなぁ…?♡』





どうせ小さいですよ!

じゃなくて、お尻…?





「ひっ!!」





急に尻の穴へと指を突っ込まれて目を白黒させてしまった。

指はぐにぐにぐねぐねと自在に動き、どんどん中へと入って来る…!





「や、ひっ!何、して…っ!」



『穴をほぐしてるの』



「ほぐ、す…?ひっ!やだ!気持ち悪いっ…!」



『お尻柔らかいね~♡パンパンしたら凄く気持ち良さそー…♡』



「や、やだぁ!」





僕は体を捩ったり足をばたつかせたり抵抗を試みた。

だがセンリはものともせず尻穴に新たな指を挿入した。





「ううっ…!嫌だ、嫌だセンリ…!!」



『うん、待ってね。もうすぐコリコリしてあげるから』



「指抜いてぇ…!」



『もうじき気持ちくなるよぉ』





センリは濡れた指をぐちぐちとひたすらに中で動かし続け、更にもう一本の指を挿入した。





「うあっ!センリ、やぁっ!」



『お尻大分広がって来たよ』



「やだっ、やだやだやだ…!」



『コリコリしてあげるね』





センリがある所をぐっと強く刺激した瞬間。





「あッ!♡」





体がびくっと跳ねた。





『コリコリ~♡』



「あッ♡あッ♡やめッ♡センリぃッ♡」





ソコを指でコリコリと刺激されると射精感と別に腹の奥からゾクゾクとした何かが上がって来るのを感じた。





『気持ちい?』



「やッ!♡やぁッ!♡コリコリッ♡やあ…ッ♡」



『その反応が可愛いんだよなぁ…♡あ~もう挿入れたい』





センリは何度も何度もコリコリして僕は勃起ちんこが真っ赤に染まり、今にも射精しそうになっていた。



もう一度コリコリされたら出ちゃう…!

と危機感を募らせていると指がじゅぽっ、と音を立てて引き抜かれた。





『も、良いでしょ…ああ、ようやく中入れる…♡』





センリが僕の手を解放し、腰をぐいっと引き寄せた。

ごつり、とあてがわれる固いモノは、すでにベトベトに濡れているようだった。





『力、抜いて…♡』



「や、せん、ッああああッ!!!」





ぐぽお!♡と躊躇無く入ってきた大きなモノに体が拒絶感を示す。

…が、センリが腰を動かした瞬間にすぐ霧散してしまった。





「ひああッ…!♡♡♡」





コリコリの所にセンリのブツが当たったのだ。





『あ♡きゅう、って♡締まった…♡』





センリは腰を振り、そこをゴツゴツと突き上げた。





「あひッ!?♡♡♡ッあ♡♡♡ああッ♡♡♡」





僕はそこまで迫っていた強い射精感に堪えきれなかった。





「あああ━━━ッ!♡♡♡♡♡」





自分の勃起ちんこから盛大に射精してしまった。

生臭く濃い臭いを放つ精液は自分の腹とセンリの服や体にびちゃびちゃと掛かった。





「あ、う、ごめ、なさ…」



『ふふ♡感じてくれてるんだぁ…♡もっと気持ちくなろ♡』



「ふあッ!?♡♡♡あッ♡♡♡せん、ひああッ!♡♡♡」





服を台無しにされて怒って止めるかと思えばむしろヒートアップして腰をガンガン振り始めてしまう。





「ひあッ♡♡♡ああッ♡♡♡止めッ♡♡♡おねがッ♡♡♡」



『やだ』





センリはテレビで見せる甘い笑みを浮かべて僕の訴えを却下した。

センリのモノがコリコリにがつんがつんぶつかり、僕はまた強い射精感が上がって来るのを感じた。





「あ、あッ♡♡♡つよ、ッああ…ッ!♡♡♡」



『ねぇ…なまえ、何て言うの?なまえおしえて』



「あっ、あッ…!!♡♡♡言う!!からぁっ…!!♡♡♡

止めてぇ…!!♡♡♡」



『ほんとぉ?』





センリは動きを緩やかにし、僕は息も絶え絶えに自分の名前を答えた。





「っは…、はっ…♡♡

りょ、良太…」



『りょうた?じゃあリョーさんだぁ♡』



「ひんッ!?♡♡♡ああッ!!♡♡♡止め、てくれ、るんじゃ…!♡♡♡」





名前を聞いた途端また激しい突き上げを開始され、僕は裏切られた気分になった。





『なまえ聞くためにちょっと止めたよぉ?♡』



「そん、な…!♡♡♡ひどいッ…!♡♡♡」



『だって悪魔だもん♡でも俺ちゃんと我慢してリョーさんのお尻ほぐしたから褒めて♡』





センリは自慢気にしながらも僕を犯す事をやめなかった。





「あっ♡♡♡あんっ!♡♡♡やだっ♡♡♡やだぁ!♡♡♡」



『ふふ♡リョーさんかわいー…♡

ねぇ俺達さ、カラダの相性最高じゃない?』



「や、ぁっ…!♡♡♡ぼくはぁっ…!♡♡♡あんっ!♡♡♡男にぃ♡♡♡犯される、趣味なんかぁっ…♡♡♡」



『こんなにきもちー♡って体が啼いて甘えて締め付けてクるのに?

リョーさんの体は素直だから大好き♡』





センリは俺の体をぎゅっと抱き締め、ちゅ、とキスをした。

啄むようなキスからだんだん深くなり、舌を絡めて来る深いキスに僕は口の中まで性感帯だったのかと快楽でぼおっとして来た頭で思う。

それかセンリのキスが上手すぎるのか。





『リョーさんも素直になって…?』





甘い囁き声が耳を通ってキスで溶け始めていた脳を更にとろりと溶かしていく。





『リョーさん…♡』



「ふあ、あっ…♡♡♡」



『リョー…さんっ…♡』



「ひうッ…♡♡♡」





甘い甘いまるでドラマの中で見た恋人に囁き掛けるような…いや、それよりももっと。

舌が過剰な甘さに痺れるような脳髄をもとろかしていくような。





『リョーさん…俺の声にも、反応してる…♡可愛い…♡』



「あ、ん、だめッ…!♡♡♡♡」



『リョーさん、リョーさん…、リョー…さんっ…♡』





センリが僕の中で膨らむ。

パンパンパンと激しく僕のお尻を腰で叩きながら最奥に何度もセンリの気持ち良すぎるソレを食らい、僕は…!!





「ひ、あっ…♡♡♡♡ッあぁああああああ━━━っっ!!!♡♡♡♡♡」





センリを強く締め付け、僕は中でイってしまった。

同時にセンリも僕の体の奥深くへとどぷどぷ大量に熱いモノを吐き出した。





『かわい…♡リョー…さ…… ……』





センリがこてりと糸が切れた人形のように体から力を抜いた。

突然の重みとすーすーと聞こえる息。



…コイツ。

僕に中出しして寝やがった。

え、嘘?

僕ずっとこのまま?



男を中に入れたまま一夜を明かすなんて無理なので、快感を堪えながら体を揺する。

だが、ガッチリ僕の体を抱き締めたままにすーすーと気持ち良さそうな寝息を立てやがり、全く起きる気配が無い!





「ん、ぅッ…、はぁ、はぁ、こんな、っえ?ホントに、っはぁ、起きない、の」





中出しして寝ているはずなのに中にいるソレが萎える気配も無い。

しっかりと僕の尻を中から押し広げてその存在を主張している。





「あ、ぅ、そんな…っ!」





涙目になりながら一晩この快感に堪え続けるしかない事を悟った。





これが冴えないサラリーマンである僕と超絶人気アイドル、センリとのはじめての出逢いだった。











【その後のお話や補足】



まだ顔合わせて間もないのにもう体の関係持っちゃうやつ。



マンション隣というベタっぷりによって部屋を数え間違えて入って来ちゃったパターン。

鍵掛かってても悪魔なので不思議な力で開けられてしまった。





朝、酔いから覚めた悪魔、センリは謝るのかそれとも誰?という態度を取るかと身構えていた良太は突然ぎゅーっと抱き締められて目を白黒させる。

「リョーさんの事気に入っちゃった♡ねぇ、契約しない?今俺フリーだし」

「は、はぁ?」

酔っても記憶と感情を失わないタイプだったセンリは良太に恋人契約を迫る。

なんやかんやあって契約結ばされるかも知れないし、突っぱね続けられるかも知れない…。



個人的には突っぱね続ける方が好みです。



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