CACANiは動画の技術を持った人が「ここはCACANiで」「ここは手描きで」と選択して使うことで真価を発揮すると感じる。「原画放り込めば自動で動画を生成する」的な魔法の道具じゃない。人間が判断して使う道具。 使っていくと得手不得手が見えてくるから、どこで使えばいいかも分かってくる。分かってくると選択を迷わなくなるから効率的に使うことが出来る。練度が上がると枚数もスピードも上がっていくと感じる。少ししか検証していない私ですらそうなのだから、練度が上がると更にだと思う。 ひとつの映像を作るのに必要なエネルギー(コスト)はテクノロジーが向上しても変わらない。一見早く安く出来ているように見えても、それは作業者の「練度」が対価となっているから、という場合が多いと思う。 「練度」の高い人を雇うにはお金が必要。「練度」の低い人をたくさん雇うのもお金が必要。練度が高い人をたくさん雇えるところが、一番強い。だから制作会社はどれだけお金を引っ張ってこられるかの差が(現在も顕現しはじめているけど)この先更に顕著になると思う。
コメントするにはログインが必要です