140字小説「帰宅」

帰りの通勤電車に揺られる。スマホが照らす暗い顔々を吊革に並べた密空間、在宅勤務は何処へ? 呼吸をガタンゴトンと同期させて夢想劇場を始める。 …この電車は太陽系光速です…窓には夏の大三角が見えます…火星と月を通過してまもなく地球… ビクッとした時、降車駅が遠ざかった。ツキがない夜だ。

2021/08/02、Twitter 8月の星々に応募

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