『47歳、普通のおっさんオペラ歌手が世界を目指す』 1978年広島県生まれ、46歳。信州大学教育学部卒業後、音楽大学での専門教育を受けることなく、オペラへの情熱だけを胸に上京。2006年日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了、翌年『葵上』でデビューを果たす。 転機は2018年、モンドパラレッロ歌劇団との出会い。無形重要文化財保持者・粟谷明生先生から能楽の指導を受け、日本の身体感覚と西洋オペラの融合という新たな境地を発見する。現在は、能楽の様式美とオペラ技術を統合した創作活動に従事。 2015年から継続する『もーちゃんのSORA色オペラハウス』では、地域密着型のコンサートを59回開催。ジャンルを超えた音楽で高齢者から音楽ファンまで幅広い層を魅了し続けている。 芸名「MO-TOY」は、「小さな土」を意味する言葉。「今は小さな土でも、種を植えて大きな真の花を咲かせたい」という世阿弥の教えと、『秘密の花園』のメアリーの想いを重ね合わせた。 47歳を迎える今、能・狂言・日舞を身体表現の基礎に据え、日本独特の「間」や所作というノンバーバルコミュニケーションと、オペラの強烈なバーバルコミュニケーションを統合したパフォーマンスの完成を目指す。目標は「日本発・世界的エンターテイナー」として、東西文化の真の融合を体現すること。