140字小説「赤い光」

レーザーポインターみたいな赤い光が指先から出るようになって随分経った。突然、美男の顔面に当たっては静かに消える。夫には照射されず、どんな人に移り気するのかと不安を抱えてきた。昨晩、ついに夫に点いた。悪寒に震える彼の額に赤い十字。今朝はすっかり元気になって、家族で食卓を囲んでいる。

2021/12/05 、Twitter 12月の星々に応募

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