140字小説「ぼんやり」

微睡む傍で仲間が云々言っている。ぼんやり聴きながら仕事の段取りをしている自分がいる。閉じた瞳の裏側に赤い影が差し込んだ。遮光カーテンの隙間から漏れる朝日がガラス戸のプリズムを透かして、赤と黄と緑が寒肌を撫でている。そうか仲間だ。身を切る空気を他所にして、のそのそ布団を剥がそうか。

2021/12/03 、Twitter 12月の星々に応募

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