今日はそれなりに暖かい 今年からソロ活動をはじめたので自分の音楽性というか感覚について、思いつくがままに書いていきます。 僕が楽曲を構成する要素として大きいと思っているものは 1.文脈(テーマ、曲の世界観や意味、あり方、言葉、色合い、展開) 2.音像(メロディや音階、使用する楽器、ミックス) 3.リズム(ビートやグルーヴ、ノリ) 個人的に重視しているのは↑の順番で、それぞれの要素のバランスを大切にしています。 あとは『引っ掛かりすぎない違和感』 BGMとして聴いてもさらっと聴けるもの。そして聴き込んでも聴けるもの。 意味や文脈もありつつ、深掘りもできるけど、心地よく聴ける。 僕の感性は基本的に「逆行したい」天邪鬼な性分なので、一般的な観点や嗜好とは異なっていると思います。 商業的な観点から言うと、「フック(引っ掛かり)」的なものってとても重要で、まず結構そこが重要視されます。 メロディがキャッチーかとか、音が派手でわかりやすい展開があるかとか。 そしてリズム。ノリがいいかどうか、というところが大事だったりします。 ただそういうものって味が濃い一般的に美味しいと言われるものに似ていて、僕は結構胸焼けしてしまう。(そういう曲も時々作るし好きな曲もあるけど) 「テーマ(文脈)」に対して、どういう解釈をするのか。 人と同じ解釈をしてもそれって作品として面白いのか疑問があります。 もちろん、同じ解釈(共感)を楽しむ人が多数なのは理解していて、リスナーありきなのは理解しています。 でも、同じテーマだとしても違う表現をしていくのが自分が音楽をやってる意義であり、それが僕の感性で、その感性に共感してくれる人たちを探しています。 いままではそこを無理に曲げてたけど、曲げるの辞めました。 違った表現ってどういうこと?と思う方もいると思います。 例えば12月20日に発表した「People in the aquarium」 この曲を一言でいうと、『日常生活に追われる人たち』を歌ってます。 ↓歌詞 『People in the aquarium』 太陽に嫌われた僕ら膝を抱え 「浅い春でもよかったのに」と呟く 溶け合う鼓動は金魚の水槽の中 冷たい色した熱帯魚は笑う 薄い月曜にまた投げ出されて コンベアに乗せては運ばれる 「もう慣れた、慣れたんだ」って 日曜はまた溶けてしまった ↑ これをある人は「毎日毎日ぼくらは鉄板の〜」と表現するかもしれませんし、 憂鬱な月曜日というかもしれません。 わかりやすい歌詞に書き換えてみましょう。笑 ↓ ため息を吐きながら部屋の電気をつける 今日もまたこんな時間だ 「すこしだけでもやすらぎが欲しい」 呟きは小さな部屋の片隅に消えてしまう 窓の向こうからは笑い声が聞こえる 憂鬱な月曜日がやってきて 今日もまた同じ生活がはじまる 機械みたいに働くことになれたけど 日曜日はまた寝て終わってしまった ↑ さらっと書いたけど、こんな感じですね。 細かいディティールは異なりますが、共感性と共に情緒が薄れる感じがしてしまいます。 「水槽の中の人」の方が面白くない?という感じです。 言い換えることで奥行きが生まれて別の解釈もできるようになり、聴く人によって違った解釈が生まれるのも面白いです。 僕の元イメージだけが「正解」ではなく、音楽はリスナーの皆様の解釈もある種の正解だと考えています。 裏テーマみたいなものもあったりもします。 言い換えることによって発生する奥行きや憂いも生まれますね。 なんかつらつら書いてるから話がとっちらかってきたな。 言いたいこととしては、たぶん僕(やサラスリ)が作るものはパッと聴いて終わりよりも何度か聴いてもらって考察してもらった方が面白い曲が多いです。 あと、広く浅くではなく狭くても深い共感者を求めています。 「良い」同じ感性を持ってる貴重な方々だと思っています。 今年は沢山の人たちに理解して欲しい→少なくても「すごく好き!」な人たちに届けたいという思考に変わりました。というお話。 僕らの作る世界を心地よいと感じてくれたら何よりの幸せです。 ほんとつらつら書くとまとまらないな。 読みづらい文章を今回も読んでくださってありがとうございます。 では、また書きます。
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