この塗り方は線の処理がセル塗よりも大雑把で済むので、その点では一枚あたりの作業は早く終わる。 ただ、ベタで塗られていないので背景を置くと透ける。 白ベタのマスクを作れば透けなくできるから、ワークフローを作れれば結構いいかも。 セル塗りはバケツで一気に塗ることができるので、その点では作業時間が短くて済む。ただ、実線にいろんな丁寧さが求められる。 ・線をつなげる(繋がっていないと塗りがはみ出す) ・小さな塗り漏れが発生しないように、1ピクセルの小さな穴をつくらない(小さな穴があると塗り漏れが発生しやすく、絵に穴が開いて背景が見えてしまう) ・線を一気に濡れるように、必ずピクセルを重ねる(これは言葉で伝えるのがむつかしい) セル塗りにせよ、今回のような塗り方にせよ、楽な部分と面倒な部分とがある。 仕上がりに個人差が出にくいのがセル塗り。 わりと大雑把にしても塗りに影響がないのが今回の塗り方。 どっちにせよ楽は出来ない。 アニメ作りはそういうものだ。 ↓以下のURLからアニメムービーを観ることができます。
コメントするにはログインが必要です