140字小説「兄弟」

実家に帰って直ぐに倦怠感を訴えた妹は、搬送先で容体が急変して帰らぬ人となった。ようやく病床に到着した義弟は泣き腫らした目で「こうなることを想像していたなら…」と声を振り絞る。些細な喧嘩で家族を守れなかったと悔やむ彼を「ずっと兄弟でいような」と慰める。恨みは晴れないが彼は資産家だ。

2022/01/29、Twitter 第191回深夜の真剣140字60分一本勝負に投稿。お題①兄弟でいよう ②想像して ③倦怠感

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