数日前Xに以下のような投稿をした。

なんで車ってQRHが積んでないんだ…
OBDからCASにアラート出すシステムくらい搭載できるだろう
QRH見て解決できた方が楽だろうに…
とここ何年も思ってるんだが…

これについて少し考えてみたい。

まずこの疑問の中身を解説しないとほとんどの人に意味がわからんな。

ということで自動車に「QRH（Quick Reference Handbook）」が標準搭載されていないことへの不満と疑問を、技術的に簡単に実現できるはずだという主張を込めて述べています。以下、文節ごとに分解して解説します。

1. 「なんで車ってQRHが積んでないんだ…」

QRH = Quick Reference Handbook
→ 航空機で使われる「緊急時対応マニュアル」のこと。パイロットがトラブル時にすぐ参照できる、簡潔で実践的なチェックリスト。
つまり、「車にも、故障や異常時にすぐ見られる簡易マニュアルがなぜ付いてないのか？」という疑問。

2. 「OBDからCASにアラート出すシステムくらい搭載できるだろうし」

OBD = On-Board Diagnostics（車載診断システム）
→ 車の各種センサーやECUからエラーコード（DTC）を取得する仕組み。
CAS = Car Access System または Cluster Alert System（車載ディスプレイへの警告表示システム）
→ メーターやナビ画面に警告灯やメッセージを表示するシステム。
つまり、「OBDで検知したエラーコードを、CAS（車載画面）に警告として出すくらいの技術はもうある」という指摘。

3. 「QRH見て解決できた方が楽だろうに…」

「画面にエラーコードと一緒に、QRH風の簡易対処手順を表示してくれれば、ドライバーが自分で解決できるケースが増えるのに」
→ 例：「エンジンチェックランプ点灯 → コードP0301 → 『気筒1番ミスファイア：ガソリンを給油後リセット試行』」みたいなのが出れば、ディーラー行く前に自分で対処可能。

4. 「ここ何年も思ってるんだが…」

まとめ：この文章が言いたいこと

「車のOBDでエラーは検知できるのに、ドライバーに『次に何をすべきか』の簡易マニュアル（QRH）を画面表示しないのはなぜ？航空機では当たり前の緊急時チェックリストを、車でもデジタルで実現できるはず。それがあれば、ドライバーの不安も減り、簡単なトラブルは自分で解決できるのに。」

補足：なぜ車にQRHがないのか？（推測）

つまり、技術的には可能。やる気と責任の問題。

とXにポストした内容を文節ごとに解説すると以上のようになる。

「車載AIがエラーコードからQRHを生成して表示」する未来、そろそろ来てもいいよね。

次回さらに考察を深めていきたいと思う。

車載QRHの考察。（その１）