令和6年元旦。
この日は半世紀に一度あるかないかという、いくつものの吉日が重なった大変貴重な元旦だ。
元日という新年始まりの日に、一年に7日しかない暦の吉日「天赦日」、一つの行いが万倍になって戻るという「一粒万倍日」、さらに大黒天の縁日にして干支60周期の始まりの日「甲子の日(きのえねのひ)」が重なっている。
あらゆる暦が、この日を「始まりの日」と位置付けているのだ。
そんな日に見る、一年の最初の日の出。
俺はそんな御来光を見ようと、ここへやって来た。
横須賀中心部の高台にある、ここ「平和中央公園」だ。
何気に、かの名曲「横須賀ストーリー」の舞台となった場所だったりする。
急な坂道(これっきり坂)を駆けあがれば公園は目の前。
公園内の丘を登れば、今も確かに海が見える場所だ。
仮眠から覚めたばかりでやや動きに鈍い俺は、思ったよりペースが上がらずに日の出の時刻ギリギリで現場に到着。
公園にはすでに大勢の見物客が海にカメラを向けていたが、なんとか日の出には間に合った。
6時50分を過ぎた頃、ビルの影から太陽が顔を出した。
なんとも具合が良いことに、東の空は雲一つない快晴であった。
現地は強めの北風が吹き荒れていたが、この風が雲を彼方へ吹き飛ばしてくれたのだろう。
これほど縁起の良い御来光は、向こう数十年は見られまい。
日が昇るに連れ、太陽が辺り一面を照らしていく。
まるで薄暗かった世界に、どんどん光が満ちていくようだ。
世界に広がる光。
昨年までは、世界中で様々な騒動が巻き起こる、混迷極まる世界であった。
だが、この光はどうだ。
そんな世界の暗闇など一蹴するかのように、力強く、生命力に溢れた温かい光が世界を照らしていた。
この「平和記念公園」に刻まれた平和は絵空事ともいうべき弱弱しいものであるが、この光が指し示す先には、きっと本当の「平和」が待っているように思える。
この光こそ、新たな一年…
いや、「新世界」の幕開けを告げる光なのかもしれない。
この写真は近日中により高精細なものをPIXTA等で公開予定だ。
現在はここだけの公開なので、この縁起のよい写真をぜひ堪能してほしい。
著作権は放棄しないもの、商用を含めて自由に利用して構わない。
利用の際はマーベリックの名前を出してくれるとありがたいぞ。
また、平和中央公園の写真は他にも投稿している。ぜひそちらも見てくれ。
これらの写真は夏場に撮影したものだ。季節の移り変わりを楽しめるぞ。
<平和中央公園の写真:URL>
<マーベリックのPIXTA、photoAC、AdobeStockのページ>
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