今週末に、JALマイラーさんが明野駐屯地の航空際に行かれるということなので、建物のモデリングはその後に始めるとして、滑走路と路面のペイント(グランドポリゴン)から開始しました。 ここは陸上自衛隊航空学校があるので、陸上自衛隊のヘリの訓練施設ですね。滑走は13-31と04-22の2本で、それぞれ500×30メートルということですが、04-22は舗装されているのは一部だけで、大部分に芝が生えています。このあたりは、シーナリーでどう表現するか考え所です。 プロジェクトメッシュの作成は、グーグルの航空写真を元に地上のペイントをドット単位でなぞる作業です。細かい単純作業で、老眼の私はとても苦手です。飛行場の周囲をグルリとフェンスで囲う作業と同じくらい、嫌いで苦痛かな。一方で建物のモデリングはパズル的な要素があるので、好きで夢中になれ時間を忘れます。いつも最後まで残しておくので、今回は時間の余裕があるうちに仕上げておくことにしました(幼い頃、ピーマンは最後に目を閉じてまとめて口に放り込む方でした。)。 ところで、若い方(高校生)から、将来シーナリー作成を職業にすることができますか?という質問をいただきました。「ちょっと止めといた方がいい」とお答えしました。若い人が活躍されるのは大歓迎ですが、マイクロソフトがいつ仕様変更するか分からないし、MSFS自体も将来どうなるか分からない。MSXと違って、サーバーが停止されると遊ぶことができなくなります。長期的に生活の手段とするにはちょっと不安定すぎる気がします。 先輩でフリーと有料の両方で活躍されている方によると、MSFS2020が発売された当初は月額数十万円の収入になったこともあったようですが、シーナリーが充実してきて、フリー作家も腕を上げて活躍するようになってきたため、最近では数ヶ月掛けてシーナリーを作っても、中々収入に繋がらないとのこと。それにせっかく時間を掛けて作成しても、よりよいシーナリーが出てくると見向きもされなくなります。有料を予定して丁寧に作成していたシーナリーの完成直前に、出来のよいフリーの作品が発表された時にはストレスで吐いたと入ってました。最近では、取材のための交通費を回収するのも困難になってきたそうです。 趣味としては楽しいのですが、「食べていく」となると中々厳しい世界だと思います。若い人の希望に水を差すようで申し訳なかったのですが、どちらかというと「趣味」とか「道楽」の世界ですね。高額なパソコンとサブスクのソフト使用料がかかるので、経済的に余裕ができた「大人」の遊びの気がします。すごく時間を食うので、リタイア後の趣味には丁度いいのかも。私は高校・大学の頃は趣味でジオラマ作成をしていたので、その延長で楽しんで作っています。ジオラマに比べると場所も食わないし(母に何回作品を捨てられたことか)、みんなに配って楽しんでもらえる。ジオラマ作りとしては最高の媒体です。
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