いつか、制作する飛行場に行って思い切り取材して制作したいというのが私の夢だったりします。諸先輩方が作られているシーナリーは、大体が何回も取材に行って作られています。いつか追いつきたいけど、金がない。というわけで普段はネット検索と協力者の助けが頼りです。出雲空港も隠岐空港は基本的にはネットの情報だけで製作しています。 明野基地は、JALマイラーさんが航空祭に行って写真を撮影してきてくれました。航空祭の写真は沢山ありますが、どれも航空機ばかりで参考になりません。その点、JALマイラーさんが私の目になって取材に行っていただきました。もちろん、立入禁止エリアがあったりするので、すべての方向からの写真があるわけではないですが、許される限りの方向から詳細な写真を取ってきてくれました。 早速、旧ターミナルから着手します。まずは建物の形取りから。建物の近くから撮った写真だと遠近の関係で正確なバランスが分からないので、できるだけ遠景の建物の正対して撮影した画像を探します。今回はYouTubeの動画から理想的な画像を見つけました。動画なので不鮮明ですが、細部についてはJALマイラーさんの撮影した画像で補完します。 建物の形ができたら、様々な角度からの写真と比較して、バランスが間違いないか整えていきます。次は、窓の比率などに沿って、作成した立体に刻みを入れていきます。実は、この過程が建物のモデリングで一番大切な作業だったりします。ここをしくじると、「何か違う」というモデルにしかなりません。しくじったら最初からやり直すしかないのです。慎重に進めます。 ここ数日、1日十数時間ずつパソコンに座り続けていたため、お尻に 褥瘡ができて痛痒くて仕方がありません。前回は悪化して化膿してしまったので、今回は大事をとってよくなるまでの間、長時間の作業を避けたいと思います。少しのんびりとしたペースになりますが、お赦しください。かわりに、製作過程を細かく紹介していきますね。
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