闇の中の少女

 ザッ  ザッ  なにか、音が聞こえる。これは──。  寝よう。そうすれば、きっと熱が下がって、朝がくる。──そう思って、頭を枕につけた。そのとき、意外なものが視界に入ってきた。  マネキンの足だ。  目の前に現れたものに私は身動きができず、声も出なかった。 電子書籍 発行先 夕霧文庫 (アイオライト文庫)

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    呂彪 弥欷助

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