太陽や月など
自粛が明けて街に人々が戻った今、思い立ってフィルム写真に挑戦している。暗室から生まれるあかるい世界が好き。光の加減に翻弄されるけど、あの時、あの場所、あの人を感じるままにプリントできた時の歓びは格別だ。暗がりの出来事が鮮やかに蘇る。芳醇な首筋を咥える吸血の味わいが歯牙を震わせる。
2021/12/02 、Twitter 12月の星々に応募
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