式姫イラコンで描いた小烏丸です。 最初にまずは作品コンセプトから。 久しぶりにしっかりした絵を描くということで、下地をどうするかというところから考えました。和風を押し出した作品にしたいこと、かつなるべく公式の絵の雰囲気を損なわない形でアナログならではの表現で挑戦したい、というのを固めてから、珈琲を使って色褪せた和紙のような雰囲気で描くことにしました。ポーズなどはどうしても決まり切らなかったため、とりあえず珈琲の飛沫を作りながら並行して考えることにしました。 珈琲を使った作品などはインスタグラムなどで海外の方がよくメイキング動画を上げているのでそちらを参考にしています。 ただ、絵の具とは違い乾燥に時間がかかるので少し乾いたら画面を動かして、また乾いたら別方向に流し込んで、というのを繰り返し、完全に乾いたらまた上から重ねて…というのを何度も繰り返しました。 そうやって何度か重ねているとこれは〇〇に見えるな、というものが出来上がるのですが、今回は鳥のようなものが出来たのでこれを活かして描くことにしました(画像1枚目) 横にして描くか、縦にするか迷いましたが横だと鳥の画面を占める割合が丁度半分ほどなために、キャラクターを目立たせた作品にするのは難しいと考え、キャラクターを活かせそうな縦構図で描くことにしました(画像2枚目) 乾かしながら考えていたポーズを鉛筆で直接描き込んで、筆で描き起こしていきます(画像3枚目) 鳥と小烏丸を描いたあとは特に描き加えるつもりはなかったのですが、思いのほかシンプルに仕上がったので背景を急遽追加して描きました。 鳥とキャラクターほど目立たないように背景は稜線や主線を使わないように気を付けています。また、珈琲の飛沫の周囲をライトグレーで薄っすらと囲んで、視線が外に流れすぎないように調整しています(画像4枚目) 最後はスキャナーで取り込んで白地の部分を汚れていないか確認して終わりです。特に色味調整などはしていないのですが、カメラで撮影したのとかなり印象が違っています(画像5枚目) 相変わらずかなりさっくりとですが小烏丸のメイキングでした。 次回はやたのひめのメイキング写真が残っていればそれで最後にしようと思います。
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