【戯曲年間】 2020年、「5年目に入ったので1年間で5本公演やろう」と思いつき始まった年間企画。 プロの戯曲5本を、メンバーを変えて年中、山口市内各所で作り続けます。 第3弾は、テレビドラマの脚本でも知られる中谷まゆみ氏による2000年の作品を紐解いていきます。 中谷作品の「ちっぽけな幸福感」や軽快なやり取りはそのままに、現代社会の感覚を反映した舞台セットで、「舞台上でも感染対策」に挑戦。 せめて作り物の世界では触れあいたい、それすらも叶わないこの世の中に送る、 ハートフル・ラブなコメディ。 【ビューティフル・サンデイ】 《あらすじ》 ある日曜日の朝、秋彦が自宅のベッドで目を覚ますと、隣に知らない女が下着姿で眠っていた。 「誰だお前!」問いただす秋彦を「ちひろ」と名乗った女は勝手気ままにあしらう。 「昔ここに住んでいたのよ」 そこへ、秋彦の恋人・浩樹が帰ってくる。浩樹とちひろはなぜか意気投合。同棲3周年祝いをするはずが、浩樹は秋彦に ちひろとの結婚を勧めてくる始末。 「結構お似合いだと思うけどなあ」 奇妙な関係を築きながら、3人の「美しき日曜日」が過ぎていく。 【中谷まゆみ】 1980年生まれ。脚本家、劇作家。 日本大学芸術学部在学中から劇団「第三舞台」に演出家・鴻上尚史の演出助手として参加。 1993年深夜ドラマ『青春もの』で脚本家デビュー。 舞台は2000年の『ビューティフル・サンデイ』が初舞台。 近年の主なドラマ作品に『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』『隣の家族は青く見える』『パーフェクトワールド』など。 舞台作品は『今度は愛妻家』『サムシング・スイート』『シャーロック ホームズ 〜アンダーソン家の秘密〜』など多数。
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